音楽教室探している方へ
「はじめての音楽教室選び」は、わからない事だらけで悩む方が多いと思います。
今回は、これから音楽教室でレッスンを受けたい!今音楽教室の通っているけれど他の教室も検討している!という方向けの記事です。
最後にお子様の音楽教室、大人の方の趣味としての音楽教室と分けてありますので、ご参照ください。
音楽教室を選ぶ5つのポイント
まず、こどもも大人も共通のポイントから解説していきます。大まかに5つのポイントです。
- 講師(先生)
- レッスン回数
- レッスン料金
- レッスン場所
- 音楽教室の設備・運営
1.講師(先生)
1つ目のポイントは、なんと言っても講師(先生)です。
”音楽教室選びは先生選び”と言っても良い程です。
音楽教室の先生と言っても、様々なレベルの講師がいるのが現状です。
演奏活動の傍ら講師をしていたり、講師のみで演奏活動はしていなかったり。
ピアノ教室では一般的に音楽大学卒業の講師が多いですが、楽器によってはその限りではありません。
プロではなく、アマチュア活動の傍ら講師をしている先生もいます。
お医者さんや弁護士のように国家資格もないので「音楽教室の先生です」と言ってしまえば、誰でも先生になれてしまうのです。

音楽に詳しくない方、初心者の方にとっては、良い先生を見つけるのは至難の技です。
そこで、まずは良い先生選びのポイントを解説します。
演奏が上手、教え方が上手いなど選ぶポイントもありますが、一番はやはり先生との相性です。
優しい先生
怖い先生
おっとりした先生
せかせかした先生
声が大きい先生
色々な先生がいます。どれだけ良い先生でも、やはり人間同士。相性が悪ければ、モチベーションも上がりません。
ホームページだけじゃ相性がわからない!
という場合には、”体験レッスン”などあれば利用しましょう。

音楽教室のホームページには先生のプロフィールも載せているところがほとんどです。その先生の経歴や資格なども参考になると思います。
普段どんな演奏活動をしているか?指導歴は何年くらいあるか?どれくらい演奏できるようになる?
最近では、YouTubeなどで講師の演奏やレッスン風景も観られるところもあります。
・体験レッスンの様子
・発表会の様子
2.レッスン回数
2つ目は、レッスン回数です。
こちらも音楽教室によって異なります。平均的に月2回〜3回のところが多いようです。
月何回、年何回と決められているところがほとんどなので、どのくらいのペースで通うのが良いかを見極めます。
自主練習の期間も必要な場合は、週一でレッスンがあると練習が追いつかない場合もあります。
また音楽大学教授や有名な先生の場合は、月1回のレッスンというケースもあります。
レッスンが練習の場所になって自主練習ができない状態ですと、なかなか上達はしません。
ただ、ここはどんなスタイルでレッスンを受けたいかによって(こどもか大人蚊によっても)変わりますので、後ほど記述します。
3.料金
3つ目は、料金です。
いわゆるお月謝です。ほとんどの音楽教室が、お月謝制で月ごとに料金が発生します。
回数や時間、レベルによっても変動しますが、6,000円〜15,000円くらいが多く、平均的に9,000円前後が相場になっています。
定期的にレッスンに通えない人用に、ワンレッスン毎のシステムのところもありますが、若干割高になっています。
料金に関しては、一概に安い高いだけでは判断できません。
多少割高でも教え方が上手い先生と、安いけれどイマイチな先生であれば、前者の方を選択した方が上達は早いです。
超有名な先生の場合、1回2万、3万円というケースもあります。
安ければ良い、高ければ良いという訳ではありませんので、目利きが必要です。
4.レッスン場所
4つ目は、レッスン場所です。
お子様のレッスンの場合には送迎などの必要もありますので、通いやすさも重要となります。
大体車で30分程度以内が理想です。ただこちらは最優先ではなく、やはり講師選びに重点を置いて、多少遠くても良い先生についた方が良いという考えもあります。
5.音楽教教室の設備・運営
5つ目は、音楽教室の設備・運営です。
最後に音楽教室の運営形態もポイントのひとつです。
特にピアノ教室では個人経営のところも多く、大手の音楽教室と比べて色々と違いはあります。
システムや会則(お休みや振替などの決まり事)、お月謝の支払い方法など一長一短ありますので、入会時に確認が必要です。
お子様の音楽教室を探している方
子どもの音楽教室では、音楽を楽しむ以外に様々な目的を持って探す方も多いです。
楽器を演奏するという事は知育の要素も大きく、
『観察力』
『想像力』
『創造力』
『協調性』
『忍耐力』
など様々な能力を身に付ける事ができます。
楽器という繊細なものを扱う工程において、自分で考え、試し実践するという機会は、子ども達にとってとても貴重な機会です。
また発表会などで人前で演奏する機会もあり、大人になって方も役立つ経験になります。
ただ子ども達にとっては、練習よりも遊びが楽しく、自分から楽器の練習時間を確保できる子はごく一部です。
そこで毎回課題を出したり、遊び感覚で楽しく練習できるコンテンツを用意し、自然と練習に向き合わせてくれる音楽教室・指導が必要です。
楽譜通りで練習して、練習してこなかったら怒られる・・・みたいな音楽教室では成長は難しいです。
楽しむ事からはじめ、上手く子どもを成長へと誘導できる指導力がある音楽教室・講師選びをお勧めします。
大人の方で音楽教室を探している方
大人の方で音楽教室を探している方の6割は、初心者からのスタートです。
仕事をしながら音楽を趣味にしたいという方が多いので、練習時間なども限られます。
限られた時間の中で、いかに楽しめる音楽教室かがポイントになってきます。
”どうせ始めるなら上手くなりたい”
”でも練習時間はあまりない”
”あんまりガッツリはできないけど楽しみたい”
様々な制限がある中、楽器を極めたいという方やまったり楽しみたいという方まで存在するのが大人の音楽教室です。
そこで、そんな要望に応えてもらえる音楽教室探しがポイントになります。
宿題が多すぎたり、厳しすぎる音楽教室で生活の負担になっては、せっかくの楽しみの趣味も台無しになってしまいます。
個々のペースの合わせた指導をしてもらえる音楽教室・講師選びがポイントです。(こちらは、子どもの音楽教室でも共通です)